大人の褒め方で子どもの行動が変わる~行動ではなく人柄

ビー玉を分け合って遊んでいる子に
「ビー玉をあの子にあげたでしょう?いいことしたね。人の役に立つ行いだね。」
と褒めるのと
「いつも他の人を助けたいと思ってるんだね。人の役に立てる子だね。」
と褒めるのとでは、子どものその後の行動が変わってくるそうです。

親が子どもを褒めるという行為は、子どもにしたらとても嬉しい事です。特に人を喜ばせよう、役に立とうという行動をした時は親自身も誇らしく感じるものです。素直に褒めてあげましょう。ただ、先に書いたように、その行動を褒められた子どもは、その後の行動で人の役に立とうとする傾向は10%にとどまり、人柄を褒められた子どもは45%が人の役に立つ行動をしたんだそうです。

その違いは「アイデンティティ」です。アイデンティティとは自分が自分であるという「存在」を実感している事です。その子そのものである「人柄」を褒められたことで、自分のアイデンティティの一部に「自分は道徳心の高い人間」という概念がインプットされたという事なんですね。これは日本の学校で教える「道徳」とは少し違います。「かわいそうだから優しくしよう」「差別はいけないから仲よくしよう」。こういった植え付けのものではなく、その子の心を褒める事で、道徳心・・人の役に立とうというアイデンティティが追加されたのですね。
自尊心

昨今の日本で「褒めて育てる」について様々な意見が出ていますが、やっぱり子どもは親に褒められると嬉しいものです。また、親も子どもが成長する様を見るのは大変嬉しいですね。私も、褒めたい時は心のままに表現するようにしています。たまに鬱陶しがられたりもしますが(笑)。その時の褒める対象さえ間違わなければ、子どもはその経験を自分の本当の自信に繋げる事ができるんです。

テストでいい点が取れた時は、「あなたは勉強が大好きなんだね。脳が使ってもらって喜んでるね。」
スポーツでいい成績を残せた時は、「楽しめるスポーツに出会って良かったね。一生懸命な姿に感動したよ。」
お手伝いしてくれた時は、「優しいね。ありがとう。」

参考までに書いてみました。これなら「行動」ではなく「人柄」に対しての褒め言葉になります。私達日本人は、行動した結果に対して褒めることは得意でも、人柄を褒める事は苦手な気がします。義務教育が個性は必要としない環境でしたから。なので、褒める時は一旦考えて、行動ではなくその子の人柄を褒めるようにしたいですね。

「自分は道徳心の高い人間だ」という概念をインプット出来た子は、その後の行動を「人の役に立つ」という軸で考えられるようになるそうです。どんな発明も、どんなビジネスも、基本は「人の役に立つ」事です。この概念を持たせてあげる事は、もしかしたらどんな勉強よりも人生を生き抜く力に繋がるのではないでしょうか。

親の価値観は入れずに、その子の人柄を褒めて行く。なので、親の裁量は問題ではありません。誰にでもできる英才教育ですね。1円もかけず、いますぐに始められる教育法です。是非、取り入れてみて下さいね。

では、今日はこの辺で。

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