不登校後期から引きこもり~親が理解しておくべき一つの事

子どもの不登校生活が長引くと、家庭内ではそれが当たり前の生活になっていきます。
昼夜逆転になってしまったり、家族との触れ合いが減ってしまったり。
それでも親は、仕事もあれば家事もある。その合間で、学校とのやり取りや相談先との連携を取って、何とか子どもがそれまでの生活に戻れるように心を砕きます。

今回は、そんな不登校後期から引きこもり生活に入った子ども達に接する際に、親が理解しておくと、焦らず子どもと向き合っていける事を一つだけご紹介します。

■生きようとしていれば大丈夫

子どもが毎日家にいる状態は、確かに「世間」からすると少し違うかもしれません。
元気ならば学校に行く、外で遊ぶ。それが子どもの「普通」の姿だと「みんな」が思っているように感じます。

ここで大切なのは「世間」「普通」「みんな」というワードです。
どれも不確定であやふやな言葉ですよね。
「世間」とは何で、「普通」とはどんなもので、「みんな」とは一体誰の事か。なかなか説明できません。

以前コーチングの先生に聞いたことがあるのですが、「みんながそう思ってる」という先入観は見えない敵を勝手に作ってしまっている状態にあるので、ちゃんと自分で確認した方がいい・・・という内容のお話をされていました。

多いのは「きっと嫌われた」「きっと失望された」と思ったとしても、それを相手に確認せずに自分で思い込んで勝手に落ち込んでしまうというケースです。

実は確認すれば「え?そんな事思ってないよ」と言われることの方が多く、逆にそう思われていたとしても、腹を割って話した事で印象が良くなる場合も往々にしてあります。

「うちは不登校だからみんな白い目で見てる」
「うちは引きこもりだから世間からさげすまれている」
見えない多くの敵を作り出してしまって、不安や恐怖に肩身の狭い生活を強いられてしまう。
私も、当時は買い物に行った時でさえ、皆が白い目で見ているような気持になり、顔を合わさないようにうつむき加減で買い物をしていたのを覚えています。

そんな過去があった私も、皆さんから言えば「世間」の一人です。
人からすれば、「みんな」の中に入っていますが、「不登校」は希望であり「引きこもり」は起業家の卵だと思っています。心からそう思います。
見えない敵を作り出さない為に、「世間」という実体のない悪魔に憑りつかれないように、まずは、「そう思っていない人も山のようにいる」と知って下さい。
夫婦でも意見や価値観が違うように、ご近所の方も、子どもの友達の親も、先生も、みんなそれぞれ違う意見や価値観を持っています。「みんな」「世間」とひとくくりにするのは申し訳ないですよね。

「みんなが白い目で見ているわけでは無い」
「世間の100%の人がさげすんでいるわけでは無い」
そう信じて、しっかり目を開いて社会を見渡してみて下さい。私のようなお母さんから、乗り越えた経験をお持ちの方、プロフェッショナルな専門家に、私が話を聞いたプロコーチのような方。様々な方が応援していることが分かります。

決して猜疑心に囚われず、安心して生活して欲しいと思います。
その為に心に置いておくべきことは
「今日も生きようとしている。だから大丈夫。」
と実感することです。

ご飯を食べる。お茶を飲む。お風呂に入る。寝る。好きな事をやる。
そんな一つ一つが「生きようとしている証拠」です。
人間、希望が無ければ生きられません。生きようと思わなければ自分を大切にしようとも思いません。

社会がどうあれ、世間がどうあれ、みんながどうあれ、お腹を痛めて産んだ子が「生きようとしてくれる」事は親の喜びでしかありません。
「せめて学校に行って欲しい」「せめて家事を手伝って欲しい」
そんな欲が出るのも分かりますが、まずは「生きる事への執着」を手放すことなくしっかり持っていてもらわなければいけません。

「今日もご飯を食べた」
「今日も寝た」
「今日もゲームをした」
「今日もお風呂に入った」

生れた時にはできなかった事を自らやってくれるその喜び。
まずは改めて実感してもらえたらと思います。

ご飯を食べている姿を見ながら、にやにやと笑みが込み上げてきたら合格です(笑)。

思春期

「よしよし。栄養を体に入れて、エネルギーを蓄えてね~。」
と、一口ごとにワクワクできたらとてつもない幸福感を感じます。
その幸福感は、子どもにしっかり伝わります。ましてや、にやにやして見つめられた子は「気持ちわるっ!」とさえ思うかもしれません。
それが子どもの自尊心に繋がります。
「自分は生きているだけで親を幸福にしている」
理解はできなくても、肌でそんなことを感じるでしょう。

そこに「世間」も「みんな」も「普通」も関係ありません。
人間は生きるのが仕事です。
まずは生きなければ、誰も笑顔にできないし、自分を喜ばせる事もできません。

不登校や引きこもりの子ども達は、往々にして「自尊心」が低く、毎日自己否定を繰り返しているケースが多いです。
「私なんて生まれて来なければ良かった」
「僕がお母さんを泣かせてる」
そんな子ども達の言葉に勝てるのは「あなたがいるから幸せなんだよ」という「存在を肯定する言葉や態度」です。
24時間365日、そんな言動がとれるわけではありませんが、せめて、「生きるため」の最低条件である「食べる」「寝る」の時には幸福感を持って見つめてあげてもらえるといいかと思います。

ちなみに、それ以外は、ちゃんと怒る事も必要です。主従関係になってはいけません。不登校も引きこもりも「特別」ではありません。腫物を触るような態度は事態を悪化させますから。
別に学校へ行けないからと言って何ら変わりはありません。特別視することの方が問題だと思います。
ただ、大人の期待に応えようと頑張りすぎただけ。自分のハードルを上げ過ぎただけ。それだけの事です。

まず、騙されたと思って、一度一か月続けてみて下さい。
子どもの笑顔からこわばりが消えていきます。言葉のトゲが滑らかになります。かたくなな冷たい態度が柔らかみを帯びてきます。
心が満たされるとはそういう事です。

心が満たされれば、自信が積み上がります。
生きているだけで誰かを幸せにできている自分には、価値があると思えます。

その自信が積みあがった時、子ども達は動き始めます。
好奇心の赴くまま、挑戦を始め、試行錯誤を楽しみ、行動範囲をどんどん広げる事ができます。
行動範囲が広がれば、親の影響も次第に薄れ、「尊敬する存在」が現れたり、「憧れの人」を見付けたりするようになります。
そうなれば、親が多少間違えても、失敗しても、子どもは自分で軌道修正する選択肢を持てるようになります
そうなってくれると、子育てへの責任も少し楽になりますね。

子どもは自分の幸せは自分で決めて人生を歩んでいきます。
親の理想を叶えるために生まれてきたわけではありません。
親からもらった命と価値観をベースとして、多くの人に出会い、多くの感動を経験し、泣いたり笑ったりしながら、自分の道を作っていきます。

その根本となる「生きようとする力」。
子どもが不登校になったり引きこもる事は、改めて親子で「生きる事」に向き合うチャンスとなるんですね。

ピンチはチャンスと昔から言われます。
何でも受け取り方一つで良くも悪くもなるものです。

そこに「世間」や「普通」「みんな」という視点を入れてしまうと、せっかくのチャンスが台無しになってしまいます。
いつどんな事が起こっても、「生きる事を諦めない強さ」。その裏には、「自分は生きているだけで価値がある」「自分なら乗り越えていける」という根拠の無い自信が必要になります。

子どもが不登校や引きこもりになると、事態を好転させようと必死になりますが、実は、それは大変勿体ない事です。
その時にしか学べない事、気付けない事が山のようにあります。
普通に学校に行っていては、心に蓋をしていることに気付けません。
引きこもらなければ、心が悲鳴を上げていることに気付けません。
そのまま大人になってしまうと、支障を来す事ばかりです。

決して子ども達が生きる事を諦めないように。
挫折が訪れても、自分を信じて生きられるよう、今を丁寧に過ごしてみて下さい。
どうか「世間」に惑わされないように。

少なくとも私は応援してますよ!
1年後、2年後、親子ではち切れんばかりの笑顔になっている事を心から願っています

早速、今日の晩ご飯から楽しんでみて下さいね。

では、今日はこの辺で。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
また、明日。

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