子どもが不登校になった後の親の行動~フィルターを外そう

子どもが不登校になると、親自身の人生が大きく変わるといわれます。

そもそも、自分の人生を検証するなんて学校では教えてもらったことも無い私たちが、「子育て間違った?」と振り返らざるを得ない状態に追い込まれます。人生が変わるのも当然ですね。

今日は、そんな不登校の子どもを持つお母さんが、その後どんな行動をとっていくかを検証してみようと思います。

まず、子どもが不登校になったときの親の変化は大きく5つに分けられると思います。

1.自分を変えようとする。自分を振り返る。
2.環境を変えようとする。社会に働きかける。
3.子どもを変えようとする。
4.救いを求める。宗教
5.何も変わらない。静観。

大まかに分けるとこうなのではないかと思います。ほかにもあるよ~と言われる方はぜひ教えてほしいです。本当は最後に「自殺」を入れなくてはいけないのですが、それは不登校に限ったことではないのでやめました。

この1~5を一つずつ説明しようと思います。

■1.自分を変えようとする。自分を振り返る。

日本人は謙虚な人が多く「自己責任論」で育てられましたので、子どもが不登校になったことも「自分のせい」と思う方が圧倒的に多いと思います。私もそのど真ん中でした。

「私の何が悪かったのか」。それに気づくには「良い」を知らなければ分かりませんね。なので、本を読んだりセミナーに行って話を聞いたり。今はYouTubeでも多くの方が発信されているので簡単に情報を取り込むことができます。そうやって、親は、初めて「学び直し」のきっかけをもらうのですね。

時代や常識、そんな移りゆくものに翻弄されていた自分を知り、自分自身を見つめるきっかけにしていきます。自分の親との長きにわたる確執が改善された・・という話も聞いた事があります。もちろん、私自身も子どもの不登校のお陰でこのブログにたどり着いています。

この学びをするのをターニングポイントに、また、行動が分かれていきます。まずはここからなんですね。お母さん自信が自分の人生を取り戻せるきっかけになることもあります。カウンセラーになったり、不登校支援を始めたり。また、ボランティアに参加するようになったり。
不登校は親の学び直しのチャンスをくれる。まさにそうですね。

■2.環境を変えようとする。社会に働きかける。

ここでは、その中から3つに分かれると思っています。

一つは、学校や制度に対して団体を作って改善を求めていく戦闘的行動。
もう一つは、その学校や制度を変えて行こう、親自身の意識を変えて行こう、と多くの人に向けて発信していくパターン。
最後に、引っ越しや転校などで、まさに環境を変えて行くパターンです。

一つ目はまさに「戦闘」ですね。学校を訴えたり、反対勢力の団体を作って改善を求めたり。
二つ目の方はTwitterやブログ、YouTubeなどSNSなどを使って支持を集めていくパターンです。実はここもさらに二つに分けることができて、「だから改善が必要なんだ!」と怒りを集めていくケースと、「今の子ども達への理解」を促して社会というよりも親自身の意識を変えて行こうというケースです。

最後の引っ越しなどで、環境をガラガラポンしてしまうケース。
これは、以前の私ですね。子どもがいじめからの不登校になった際に引っ越しました。これは、本当に簡単に環境が変わります。「新しい自分になるには過去を捨てる事」と、何かの映画で言ってましたが、引っ越しはまさに新しい自分になれます。
課題もあるかもしれませんが、私は個人的にお勧めする行動の一つです。

この「環境や社会を変えようとするケース」は、不登校によって打ちひしがれていた時期を思えば、活動的であり行動的です。
不登校はもともと親が持っていた能力や得意を呼び起こすのかもしれません。

■3.子どもを変えようとする

ここでも二つに分けられますが、一つは、親自身が何とか自分の力で子どもを社会に戻そうとすることです。そこには
・社会のルールに乗っ取って変える
・子どもの自尊心を上げる
に分けられます。

同じ子どもを変えようとするのでも、後者は子どもがより自分を出せる人間になるように考えながら社会復帰を目指します。前者は学力に特化してとにかく学校へ戻そうと全力を注ぎ、社会復帰を促していきます。不登校なのに宿題プリントだけはやらせるというのはまさにこれですね。

そしてもう一つは、親自身がその対応が分からない時に、フリースクールに頼ったり、引きこもり更生業者に頼ったりすることです。
要するに、自分ではどうしていいかわからないし、そもそも中学生以上になると勉強も教えられないので、家族以外の人間に助けを求めるケースです。

このケースは、いい人に出会うと親も子も安心して前向きになれますが、不安ばかりをあおるような業者に出会うと、高額な請求をされたり余計に親子関係が悪くなったりする場合もあります。

4.心の救いを求める。宗教。

人間は悩みが深まると心の救いが欲しくなります。楽になりたくて、優しい言葉をかけてくれる存在に頼りたくなります。

宗教は、そんな人間の心に寄り添い、気づきや安らぎを与えてくれる文化です。その歴史も深く、神様の形も多岐に渡ります。
不登校の親御さんが、どこかの宗教に入信されたり、スピリチュアルな世界に魅了されたりというお話をよく聞きますが、私は悪い事だとは思いません。それで安心が手に入り、毎日が幸福感を持って過ごせるなら子どもも安心して好きなことに没頭できるようになるでしょう。

ただ、視野が狭くなることはあまりよくありません。宗教は「正しい道は一つ」と教えがちです。そこが読書との違いですね。
「すべては神様が決めたこと」なんて思考を止めてしまうと、人は自分の人生を切り開く力を発揮できません。神様が子どもに生きる力をつけてくれるわけではありませんから。

不登校

主観が入っちゃいました(笑)。すみません。

■5.何も変わらない。静観。

これも実は2パターンに分かれます。
子どもを信じて静観するのと、どうしていいか分からず身動きが取れない静観です。

子どもを信じて静観するのは、はたから見ると「放任」「無関心」に見える事もあります。不登校の親御さんが怖いのもこの部分ではないでしょうか。
学校の先生からは「学校に意識が向くようにお母さんの方から何とか・・」なんて言われたりもするので、「子どもに任せていますから」なんて言ってしまうと「あそこの親は子どもに関心が無さすぎる!」なんて言われそうなんて思いがちです。信じるのも勇気がいります。

そして、身動きが取れず静観せざるを得ないケースは、誰にも相談できない場合です。
人に相談したり、答えを探そうと本を読んだりできるのは、まだそのエネルギーがある状態です。行動するパワーがあるんですね。
でも、人からの白い眼が怖かったり、本を読んで自分の子育てを否定されたりしては立ち直れないからと、なんの情報も取り込まずにいると、心にばかり負荷がかかり、日常生活さえも苦痛に感じ始めます。この静観は、自分の納得したものではなく、がんじがらめになってしまって静観するしかなくなった状態です。

■客観的に自分を見つめる

以上が私が知っている不登校の子を持つ親の行動です。
もちろん、人それぞれで一概にこれが全てですとはとても言い切れません。また、どれもがはっきりと分かれる訳ではなく、あっちやこっちが入り混じっていることもあると思います。

信じて見守っているつもりだけど、心配はぬぐい切れないのでフリースクールに助けを求めた・・。という人もいれば、子ども自身が友達を作りたいからと転校を希望した・・なんてケースもあると思います。

今回紹介したのは、あくまでも一般的に見られる行動パターンです。自分自身がどんな行動をとっているか振り返ってみるのに検証したものを共有してみました。参考になると嬉しいです。

社会をどう見るかが肝

以上を考察してみて、私が出した結論は

結局、自分が社会をどう見ているかで変わってくる。
というものでした。

この世は正義が勝つ!と思っていると、悪と対峙した時は怒りや憎しみが沸き上がるし、この世は平等なのが当然だと思っていると不平等な対応(仲間外れにされたり、格差を感じたり)をされると頭にくる。

また、誰も信用できないと思っていると孤独になるし、努力は報われると思っていると、成功するのが当たり前でできない自分はダメな奴だと責めてしまう。
よく「フィルター」と言われますが、自分がどんな眼鏡をかけて社会を見ているのかが分かりますね。

「この世は残酷で不平等だ」

最近、私はそう思っています。
それは何も絶望しているとか希望を持っていないという事ではありません。
現実、生まれてすぐに亡くなってしまう赤ちゃんや、災害に巻き込まれて命を落とした人たちに罪はありません。
また、生まれ持った容姿や身体能力。国や親の経済力などは運としか言えません。
「この世は残酷で不平等」。そう思うしか説明ができないのです。

だからこそ、そんな世の中をどう生きるか・・。そんな世の中で自分はどう人生を楽しむか。そんな思考になっています。まるでPRGを攻略するように。

その為には、まず自分が今までに作り上げたフィルターを外し、自分の得意や不得意を認識することです。フィルターを外せば、自分の欠点も長所に見えたりするものです。

自分を知る事。それには、今、自分はどんな行動をとっているか、その行動はどこに端を発しているのか。そんな分析をすることからかと思います。

この「不登校の子を持つ親の行動」の検証が、何かのお役に立てれば幸いです。

では、今日はこの辺で。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
また。

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