悪者を生み出すTwitterの気持ち悪さ~前編

私はTwitterはあまり見ませんが、日々、色んなツイートが流れているようです。

昨日もbotさんに教えてもらって、「水筒忘れた事件」や「給食食べないで」事件が勃発していたようです。
(引用は控えますね)

共通項の選択肢

子どもが学校に行くと様々なトラブルが発生します。対教師、対友達、対保護者。同年代の子どもが集められ、点数を付けられ、規則でまとめられる。トラブルが発生して当然の環境に見えます。共通項は「同年齢」、評価対象は「勉強の成績」なので、いじめが起こりやすい環境とも言えます。

子どもの年齢と地域で集められるのが学校ですので、そこには親同士の信頼関係も無ければ、親と教師に十分なコミュニケーションを取る時間もない。それではトラブルが頻発するのは当然ですね。

会社で仕事をするにも、仲間との信頼関係や上司とのコミュニケーションがあってこそ「仕事を楽しむ」事ができます。共通項は「仕事への情熱」、評価対象は究極「顧客の満足度」です。
人が集まる以上、共通項は存在します。ただ、そこに選択の自由が無いのが義務教育、あるのが会社という事でしょう。義務教育では、そもそもその入り口から子どもの思考停止を促してしまっているんですね。

Twitterの違和感

Twitter界隈では今回の2つの出来事への関心は大きいようです。賛否両論集まり、多くの人が白か黒かを判断しています。このツイートを投げかけたお母さんからすれば、心強くもあり、自分を信じる事ができたかと思います。
が、私が見たところ、まだ学校側のコメントはほとんど紹介されておらず、当の子どもの言葉も断片的で見えてきません。白黒つけるには早すぎますし、そもそも白黒つけられる事自体短絡的にしか思えません。情報が少なすぎます。

そう・・。
Twitterで白黒つけるには情報が足りないんです。Twitterとはそういうものです。
気軽に140文字で好きな事を呟くのがTwitter。匿名なので自由度は果てしなく上がります。それがメリットであり日本で広がった理由がそこにあります。

途中経過だろうが、結論が出ていなかろうが呟いていいのがTwitterです。不安や悩みを呟きたければ自由です。
ただ、そこに白黒つけようとする。裁判官気取りで判決を下してしまう。そんな思考の浅さを露見させてしまうのもTwitterです。

SNS

ちなみにTwitterは日本でのSNSランキングは2位。海外ではランキング外(7位以下)です。匿名で好きな事を呟ける場所が日本人には必要なのでしょう。

いじめの狂気

そんな白黒つけたがる人たちによっていじめが巻き起こります。悪者を見つけては、少ない情報にも関わらず持論を展開してバッシングし続けます。

「それは酷い!」「もっと抗議すべき!」
そんな風にコメントする人たちはきっと正しい発言をしていると思っているでしょう。自分の事は棚に上げて・・です。
また、RTする人はもっと質が悪い。自分はコメントする勇気が無いのでRTによって自分の意思を表明した事にしているように思います。でも、そのRTは拡散です。より多くの人目に晒す効果があります。手を汚さずにいじめをしている状況です。そこがTwitterの怖い所ですね。

このコメントやRTする人たちは「正義は我にあり」と思っています。その背景や状況を知る事もせず、一方的な片側の意見だけを聞いて判決を下しています。それは非常に怖い事です。

裁判とは被告と原告、双方の意見を聞くことができます。関係者も招致され、必要なら専門家の意見も求められます。そうしなければ事実は見えてきません。でも、Twitterでは情報量ではなくただ主観で判決が下される事が往々にあります。それも多くは感情論です。

自分にとって都合のいい、耳障りのいいツイートに共感し、悪者を作りいじめを始める。
妬みや不満、怒りや憎しみ。そんな負の感情に後押しされて、その悪者が自殺をしてしまっても罪悪感を感じない。まさにいじめの狂気です。

Twitterの正義の御旗

以前、プロレスラーの女の子がSNSのバッシングに耐え切れず自殺するというニュースをこのブログでもご紹介しました。非常に辛く憤る事件でした。

今回のこの2つのツイートも、その要素が含まれています。
悪者とされる「担任教師」「学校」。そこへの非難が集まっているようです。もちろん、ツイートしたお母さんにも反論が返ってきているようなので、心理的にはかなりつらい状況ではないかと思っています。

もしその担任教師がこの炎上を目撃したら・・・。そのお母さんが大衆の誘導によって判断力を欠いてしまったら・・・。
そんな事を考えるとこのツイートには関わらないであげようと思ってしまいます。(なので引用は避けました)

また「公務員はバッシングしやすい」と聞いたことがあります。
立場上、反論もできず、釈明しても言い訳と取られる。特に教師は不祥事が相次ぎ集中砲火を浴びやすい状況です。
圧倒的に悪者になりやすい環境が整っています。

そして、今の日本の状況です。
新型コロナウイルスによって経済が乱れ、少子化によって不況が加速し、SNSによって失敗が許されない社会。人が人を監視し、白い目で見られることを極度に恐れるあまり引きこもりも増加しています。
ストレスを発散するにはTwitterでマウントを取る事が簡単でいいのかもしれません。「正義」の御旗の元で。

  後編に続く

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